コスメ大国、フランス! 在仏の方も、旅行やビジネス等でフランスに来られる方も、フランスの化粧品や美容、ボディケアなどに興味を持っている方は多いのではないでしょうか?
この特集では、インスタグラムでたくさんのファンを持つRieさんがぜひ試してほしいと太鼓判を押す、フランスコスメをピックアップ。元化粧品会社勤務で、全製品を自身で試しているからこそお勧めできる信頼できるアイテムをご紹介します。
□本連載の過去の記事はこちら↓
No.1 拭き取り洗顔
No.2 化粧水
No.3 紫外線対策リップ
\季節の変わり目でお疲れな自分をスッキリいたわる/
リラックスときれいな髪のために、簡単セルフ頭皮マッサージ
前回までは化粧品をご紹介しましたが、今回はご自身の手でもできる美容法をご紹介。
それは、頭皮マッサージ。
と、その前に、御手を拝借。
耳上の頭皮、指で「ぷにっ」とつまめますか?
実は、つまめたら、それは頭皮が垂れてきている目安(もちろん個人差あり)。
頭皮マッサージと聞くと、なんだか面倒くさそうなイメージだけれど……お風呂の中でも、家事や仕事の合間に「ちょっと疲れたな」のときでも気軽に実践できちゃう簡単なケアをご紹介します。
頭皮マッサージは何のため?
と、まずマッサージ方法の前に、なぜ頭皮マッサージが必要なのか? を簡単に。
頭部は ①前頭筋、耳上の ②側頭筋、③後頭筋の3種、4つの筋肉があり、棒状腱膜という水泳キャップのような膜を支えています。その支える筋肉がストレスや加齢によって収縮し、凝り固まることで、血管を圧迫。そうすると頭皮、そこから生える髪の毛にも栄養が届きにくくなり、細毛や抜け毛の原因にも……。(実は春先に抜け毛が増えるのも、冬の血行不足による栄養不足が関係していると言われています。)
頭皮が垂れることは、お顔のたるみや額のシワなどにも関係もあり、凝り解消以外の効果もあります。
お勧めのマッサージ方法
では、早速そのマッサージのポイントをご紹介。
(順番はお好きにアレンジOK、特に気持ちいい箇所をやるのでもOK。洗髪時に下記の場所を意識するだけでも!)
用意するのは、ご自身の手の指。指にも腕にも力は特に入れず、リラックスしながら。
コツは、頭皮に対して垂直に押して、頭頂部に向けて引き上げるイメージ、これだけ。
では、御手を拝借。
1. 前頭筋ほぐし
お顔の正面、生え際から頭頂部に向かって、指で頭皮を垂直に押す→上に押し上げる。
これを少しずつ箇所を上方向にずらして、約5 cmほど行う。
2. 側頭筋ほぐし<眼が疲れたときにもお勧め!>
耳上から1同様に押していく(目安、頭のハチまで)。
手のひら、手首近くの方で全体的に「ぐる~」と頭頂部に引き上げるように上げる(目が軽くつり上がる)。
こちらも頭頂部に引き上げるイメージで。
3. 後頭筋ほぐし
後頭部の髪の生え際を拳でグリグリ。
腰痛、肩こり持ちの方は、ここにツボがあるので特にお勧め。
4. 引き上げ
指をお祈りのように組み、そのまま頭の上に。指を組んだまま、手首近くを頭部に開いて置き、ぐーっと頭頂部に引き上げる。
全体としての注意点は、力を入れすぎないこと。強い力で行ったから効果も高まることはなく、疲れるだけ。指の腹でも面倒なときは、1と2の工程も拳を軽く握った第2関節でやってもOK。
*もっと手軽に行いたかったら……
ukaのKenzanを使うのも、楽でお勧め。
パリ6区のショップとボン・マルシェにコーナーを持つBijo;parisで購入可能。
番外編
またせっかくなので、ついでにお勧めなのは、耳ほぐし。 最近、耳周りのほぐしグッズもいろいろと販売されてますよね。というのも、気持ちいいだけでなく、耳には足裏同様にたくさんのツボがあり、自律神経も集まっているので、ここの血行がよくなると全身の血流もよくなると言われています。
耳ほぐしのやり方は、超簡単。親指と人差し指で耳を根本からつまみ、そのまま上方向、下方向、横方向と引っ張ったり、ぎゅーっと一周耳を引っ張るようにして回す。
これだけでも、ふわぁ〜っと温かくなるので、ちょっとリラックスしたいときや夜寝る前に行うのもお勧め。
頭皮マッサージと大層に言っていますが、私は湯船の中、シャンプー時、お風呂上がりの頭皮美容液と一緒に、授業の休憩中に……など、「マッサージの時間!」と決めずに、「〜ながら」でやっています。 と、ふとしたときにできる簡単なマッサージ。やってすぐにリラックス以外の効果があるわけではないけれど、コツコツ続けて習慣になれば、きれいな髪の毛のキープにもつながります。ぜひお試しあれ♡
*次回No.5「ジェルクレンジング」は6月7日(水)公開予定です。